企業のように組織で働く場合には何人もの人材が一つのプロジェクトに携わることによって適材適所で仕事を行い、効率と品質を高い状態に保っていくことができます。しかし、複数の人が関与して一つのものを作り上げていくためには、その全体を統轄する人間が必ず必要であり、プロジェクトリーダーとなる人材がどんなプロジェクトの進行にも必要となります。プロジェクトリーダーはリーダーシップを発揮して各メンバーが個々に行っている仕事について努力を重ねるよう鼓舞するだけでなく、全体の進行がかみ合うように個々の進捗状況を理解して、そのマネジメントを行っていくことが主な業務になります。現場の士気を上げるためにも人望とリーダーシップはプロジェクトリーダーとしての仕事を担っていくために不可欠な要素であり、そういった能力を持ち合わせているかどうかが採用や昇進の際には重視されます。プロジェクトの進行を促進させるためには士気の向上は不可欠であり、それを生み出せる人格者は現場のリーダーとしてどんな業界においても重宝されます。
一方で、全体を視野にいれてマネジメントする能力に長けていることもプロジェクトリーダーとしては大変重要な要素です。マネジメント能力が高く評価されるようになると現場から離れ、プロジェクトマネージャーといったより管理職と言える職種への昇進の道が開けるようになり、企業全体を管理する立場へと進んでいくことになります。