どんな仕事場においても組織として機能させるためには実務を行う人材とリーダーシップを持ってその全体を統括する人材とが必要になります。実務の内容は職場によって異なりますが、事務であれば各書類の処理であり、工場であればエンジニアによる各タスクの処理であり、イベントのグループであれば会場の手配や広告の準備となります。
そういった仕事が円滑にこなせるようにするためにうまくマネジメントを行う人材がいてはじめて組織が機能します。そういった人材には各々の実務を理解していることが要素として必要になり、それを効果的に実行してくためのノウハウを持っているとよりその組織が効率的に動かせます。実務作業はしばしば体力や精神力、忍耐力等を要するため、職種によっては定年まで働くことができない場合があります。
一方で、こういった統括を行う仕事については頭が働くことは必要とされるものの、身体を動かす必要が低下することから定年退職のときまで働き続けられる傾向が強いのが特徴です。リーダーシップを発揮するためにはそれなりの才能が必要であることから誰もがそういった道を歩むことができるわけではないものの、定年まで働けるようにできるキャリアパスとして考慮すべきものの代表となります。そのための要素として重視しなければならないのは職場での信頼であり、いかに能力が高くとも部下に信頼される人材でなければ組織をうまく機能させられないのです。